ホットヨガはたくさん汗をかいてダイエット効果やデトックス効果などがあって人気ですが、一方で高温でエクササイズをすることで熱中症を心配する人もいるのではないでしょうか。
ホットヨガで熱中症になることはあるのか、また熱中症になった時はどうしたら良いか、対処法や予防法を見ていきたいと思います。
ホットヨガで熱中症になることはある?
ホットヨガは熱中症に要注意
女性に人気のホットヨガは、熱中症になることがあります。
日本体育協会でも、気温35℃以上の環境での運動は原則として中止するよう推奨しています。
ホットヨガで熱中症になってしまう理由は、一般的な室温よりも高温の場所で行うためです。
特にホットヨガをはじめて行う方は、高温の環境に慣れずヨガポーズもスムーズにできないため、熱中症になりやすい例があります。
インストラクターが熱中症になることも多い
また、ホットヨガのインストラクターは、毎日のように高温のスタジオで長時間レッスンの指導をしているため、体調を崩して辞めるケースが多くなっています。
ホットヨガのインストラクターでも熱中症になってしまうケースは多く、たった数ヶ月のサイクルでも人が変わっているところもあるようです。
ホットヨガは汗をたくさんかく割に、体の疲れが大きいことから十分な水分補給ができないこともあります。
ホットヨガをしていて、熱中症対策に水を多く飲んでも、逆に内臓への負担が心配です。
一般的なヨガでは、通常の室温で行うため、疲労感も少なく、熱中症の心配が少なくなっています。
ホットヨガは、終わった後に体がスッキリするものの、暑さでヨガよりも疲労感が強く感じてしまいます。
真面目すぎは禁物
また、真面目で几帳面、完璧主義な人がホットヨガをすると、無理がかかり熱中症になることが多いようです。
ホットヨガは、行う前と実践中、終了後に欠かさず水分補給をすれば、安全にできる健康法です。
熱中症を防ぐためにも、体のコンディションを見ながら行い、具合が悪くなった時にはすぐに中止して涼しい場所に移動しましょう。
また、睡眠不足もホットヨガで熱中症を引き起こしてしまう原因になります。
ホットヨガを行う際には、熱中症の予防にもなる睡眠時間の十分な確保、ビタミンやミネラル類を豊富に含む食品を積極的に摂取しましょう。
ホットヨガで熱中症になるケースは少なくありません。
ですが、ホットヨガと熱中症の知識を十分に身につけ、対処法を知っておけば安心・安全に行うことができます。
ホットヨガで熱中症になった時の症状
熱中症の症状は様々
ホットヨガで熱中症になるケースは多く、その症状も様々です。
ホットヨガの熱中症では、心筋梗塞や脳梗塞、ホルモンバランスの乱れ、自律神経のバランスが崩れるなどの症状があり、医師も注意を払うよう注意喚起しています。
ホットヨガは、一般的な運動よりも高温多湿のスタジオで行うため、熱中症になったときの症状が重いことがわかっています。
ホットヨガを行う人が多いアメリカでも、レッスンの最中に脳梗塞を起こしたケースもあります。
また、ホットヨガが終わって帰るときに、車の中で心筋梗塞を起こし、緊急搬送された症例も報告されています。
ホットヨガの初心者ほど高温多湿のスタジオに慣れていなかったり、スムーズにヨガポーズができないこともあるため、熱中症になることが多いようです。
熱中症の具体的症状
具体的な症状は、体全体が重く感じる倦怠感や、微熱や悪寒などの風邪のような症状、めまいや動悸、過呼吸などがあります。
ホットヨガは、常温の室内よりも温度が高く、湿気も多いことから、血管が拡張し、激しい頭痛を引き起こすリスクもあります。
ホットヨガの熱中症に合わせ、多くなっている症例は、衛生的な問題です。
ホットヨガのスタジオは、多くの方による雑菌が繁殖しやすい場所です。
そのため、肌荒れや口唇ヘルペスなどの症状が起こることも多いようです。
熱中症の症状として代表的な脱水症状も多く見られ、普段あまり汗をかかない人でも大量に汗をかくことが原因です。
ホットヨガでは、自律神経を整えるメンタル面でのメリットもあります。
自律神経が乱れてしまうケースもある
しかし、温度差によって逆に自律神経が乱れてしまう症状もあります。
ホットヨガのスタジオの高温多湿な環境の場合、自律神経は正常に機能しなくなることがあります。
ホットヨガの熱中症には色々な症状があります。しかし1日に1回のレッスンを心がけ、無理をせず体のコンディションが良い時に行うことを守っていれば、熱中症のトラブルを防ぐことができます。
ホットヨガは正しい知識と方法、熱中症のリスクについて学んでおけば、たくさんのメリットを得ることができます。
ホットヨガで熱中症になった時の対処法、予防方法
まずは水分補給
ホットヨガで熱中症になった時には、いくつかの対処法と予防法があります。
熱中症によるめまいや頭痛など、体の状態に異変を感じた時には、水分の補給をしましょう。
ホットヨガは、夏の気温よりも高い温度の中で行うため、熱中症や脱水症状が起きやすくなります。
そして、水分の補給を疎かにしてしまうと、めまいや立ちくらみ、頭痛などの熱中症の症状が起きやすくなります。
そのため、ホットヨガを行う前と実践中、レッスン後のタイミングには必ず水分を補給しましょう。
塩分補給も重要
また、適度な塩分の補給もホットヨガによる熱中症の予防に役立ちます。
ホットヨガのスタジオでは、温度ばかりではなく、湿度も高く設定されています。
いつもよりも体からたくさんの汗をかくことで、水分を体の外へ放出しているため、30分につき500ml程度の水分補給がおすすめです。
ホットヨガを行っている時に、熱中症の症状が見られた場合には、すぐに涼しい場所に移動することも大切です。
高温多湿のスタジオから涼しい場所へ移動する際には、決して慌てず、周りの方たちのサポートを得ながらゆっくりと移動しましょう。
ホットヨガで熱中症になった時、焦って涼しい場所へ移動してしまうと、めまいや立ちくらみの症状が長引くことがあります。
早めの対策が重要
体調に異変を感じた場合には、すぐにホットヨガを中止し、周りにいる人たちへもSOSのサインを出しましょう。
ホットヨガで熱中症になった場合でも、十分な水分を補給し、涼しい場所に移動すると、比較的早めの改善が期待できます。
また、体調が悪かったり、睡眠時間が十分でなかったりすると、ホットヨガで熱中症になるリスクが高まります。
ホットヨガを安心・安全に行い、熱中症を防ぐためには、ライフスタイルでも気をつけていくべきことを知っておきましょう。
ホットヨガの熱中症予防では、レッスン中に冷たいタオルを首に巻いたり、冷汗シートを活用することもおすすめです。
高温多湿の場所にて、首元を冷やしておくことは自律神経にも良い影響を与え、熱中症の予防をすることができます。
まとめ
ホットヨガで熱中症になるケースや症状を見てきました。
内容をまとめると以下のようになります。
- ホットヨガは熱中症に要注意
- インストラクターも熱中症になることが多い
- こまめな水分補給と早めの休憩が重要
ホットヨガは真夏の昼間のような高温多湿の環境でエクササイズをすることになるので、熱中症の危険がつきまといます。
何も対策をしていないとインストラクターでも熱中症になることが多く、初心者の人はなおさらこまめな水分補給を心がける必要があります。
ただ、こまめな水分補給や苦しくなった時に早めに休憩を取ることで重症化する心配はそれほどありませんので、こまめな水分補給を習慣化して熱中症の心配なくホットヨガに集中して楽しめるようにしたいですね。
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