ビクラムヨガはビクラム・チョードリー氏がハタヨガのポーズをアレンジして考案した、ホットヨガの元祖です。
プログラムは初心者、上級者に関係なく一種類のみ、温度約40℃湿度40%以上の室内で、26種類のポーズと2種類の呼吸法を90分間行います。
世界60か国に1,600以上のスタジオを展開しており、日本には10のスタジオがあります。
今回はビクラムヨガで行われる呼吸法と期待される効果について見て行きます。
ビクラムヨガで行われる呼吸法と期待される効果
ビクラムヨガではレッスンの最初と最後に、違う種類の呼吸法を行います。
最初の呼吸
最初の呼吸はStanding deep breathing(スタンディング ディープ ブリージング)、サンスクリットでPranayama(プラナヤマ)と言います。
マットの上につま先同士、かかと同士を揃えてまっすぐに立ち、手の10本の指を組んであごの下にセットします。
鼻から息を吸い込みながら、ひじを横に広げていきます。
6秒掛けてゆっくり吸って肺を一杯にして、息と動きを一旦止めます。
最初に握っていた手は指を組んだまま広げ、腕は顔に沿ってV字状に、ひじをできるだけ高い位置まで上げます。
今度は6秒かけて口を使い、のどの奥から音を立てながら息を吐き、肺を空っぽにします。
同時に手はあごに付けたまま腕を閉じていき、組んだ指であごを押しながら頭を後ろに倒して顔を天井に向けます。
あごに付けた手は握り、両ひじを前に突き出して胸から遠い位置でくっつけます。
息を吐ききったところで一旦止まり、また同じ動作を繰り返します。
この呼吸は10回、2セット行います。
このスタンディング ディープ ブリージングは体中の循環を良くし、肺と呼吸器系に効果があります。
レッスンの最初に行うことにより、肺を活性化させて血液中の酸素を増やして体を温め、ポーズ中に呼吸をスムーズに行う準備をします。
最後の呼吸
最後に行う呼吸はBlowing In Firm Pose(ブロウイング イン ファーム ポーズ)、サンスクリットでKhapalbhati(カパラバティ)と言います。
足を揃えて正座し、手はひざの上に置き、腹筋を使いながら軽く開けた口から音を立てて強く息を吐きます。
最後の一呼吸は息をすべて吐ききります。
最初のセットはゆっくり60回、次のセットは倍のスピードで60回行います。
ブロウイング イン ファーム ポーズは体の中の炭酸ガスを排出し、新鮮な酸素を取り入れて全身に活力を与える効果があります。
同時に腹筋を鍛え、消化器系の働きを高める効果も期待できます。
まとめ
ビクラムヨガで行われる呼吸法と期待される効果について見てきました。
内容をまとめると以下のようになります。
- ビクラムヨガでは2種類の呼吸法を行う
- 最初に行う呼吸・スタンディング ディープ ブリージングは、肺と呼吸器系に効果がある
- 最後に行う呼吸・ブロウイング イン ファーム ポーズは、全身に活力を与え、腹筋と消化器系に効果がある
ビクラムヨガで最初と最後に行う呼吸法は、レッスン全体の効果を高める上でとても重要です。
最初にスタンディング ディープ ブリージングを行うことで、その後のポーズ中もしっかりと呼吸を意識でき、肺にたくさん酸素を取り入れられるようになります。
最後にブロウイング イン ファーム ポーズで炭酸ガスを排出し新鮮な酸素を取り入れると、レッスン後のシャバーアーサナがより深まり、リラックスできます。
ビクラムヨガを行う方は、この二つの呼吸法の重要性を意識して行ってください。
おすすめのホットヨガスタジオ
カルドは関東を中心に50店舗以上を展開するヨガスタジオで、店舗がどんどん増えて勢いのあるスタジオです。
スタジオやラウンジが広々としていて、のびのびとホットヨガを楽しむことができます。また予約不要でレッスンを受けられるので、急に予定が空いた時にも通うことができて便利です。
体験レッスンは980円で受けられるので、近くにカルドがある人は体験レッスンを受けてみることをおすすめします。
カルドの体験レッスンはこちらLAVAは全国に290店舗以上ある最大手のホットヨガスタジオです。
プランによって複数の店舗に通うことができるので、休日でも仕事帰りでも便利に通うことができます。
たくさんのコースがあり、インストラクターの質が良いことでも知られているため、自宅や職場の近くにLAVAがある人はまず体験レッスンを受けてみましょう。
LAVAの体験レッスンはこちら